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1口当たり分配金は4,460円/DRI15年8月期決算

 大和ハウス・レジデンシャル投資法人(DRI)は8日、2015年8月期決算を発表した。

 当期(15年3月1日~8月31日)は、営業収益93億5,600万円(前期比7.6%増)、営業利益39億2,500万円(同1.1%増)、経常利益31億4,600万円(同2.1%増)、当期純利益益31億4,500万円(同2.1%増)、1口当たり分配金は、4,460円。15年3月1日を効力発生日として1口につき2口の割合で投資口分割を行なった。

 期中、新規投資口発行と資金の借り入れによる調達資金を原資として、大和ハウス工業(株)より新規物件5件の取得を、4月1日付で予定していたが、3月13日に国土交通省の「東洋ゴム工業(株)が製造した免震材料の大臣認定不適合等について」の公表を受け、同投資法人が保有する1物件に大臣認定の性能評価基準に適合していない免震材料が使用されていることが判明。対象物件の安全性や免震材料偽装が分配金に与える影響を短期間で確認することができなかったため、新規投資口発行等および資金の借り入れの中止、新規取得5物件の取得を延期した。その後、大和ハウス工業と協議を続け、取得時期や取得資金の調達方法について再検討した上で、「パシフィックロイヤルコートみなとみらい アーバンタワー」(神奈川県横浜市、取得価格91億円)など5物件を取得した。

 期末の保有資産は、141物件、取得価格ベースで2,553億7,600万円、賃貸可能戸数1万1,345戸、賃貸可能面積50万3,899.79平方メートルとなった。期末稼働率は95.9%。

 なお、次期は営業収益95億6,500万円、営業利益39億3,900万円、経常利益31万5,800万円、当期純利益31億5,700万円、1口分配金4,490円を見込んでいる。


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