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「大手町温泉」汲み上げを実施。開業は16年5月/三菱地所

フィットネスのイメージ
温泉汲み上げの様子

 三菱地所(株)は13日、開発中の「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」(東京都千代田区)の敷地内で温泉認定を受けた「大手町温泉」の汲み上げを実施した。

 「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」は、大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業の一環。同事業は、大手町をグローバルビジネス拠点とすべく、(1)国際競争力の強化に資するビジネス支援施設の整備、(2)高度防災都市づくりへの取り組み、(3)良好な都市基盤・都市環境の構築、をテーマに開発を進めている。

 「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」は、敷地面積約1万1,200平方メートル、延床面積約19万3,800平方メートル。地上31階地下4階建て。地下1階には(株)大泉スイミングスクールが運営するフィットネス施設「SPA OTEMACH fitness club」が入居予定で、汲み上げた温泉は、施設内の大浴場で利用される。
 同施設には、プールや岩盤浴、ジム等を備え、定期会員や法人会員の他に、丸の内エリアの就業者や来街者のビジター利用も可能とする。

 同社丸の内開発部主事の小野尾 博氏は、「東日大震災の際に近隣に入浴施設がなかったことが、温泉汲み上げのきっかけとなった。まちの貴重な財産なので、皇居周辺を走るランナーの方や観光客などにも利用してほしい」と話した。
 
 開業は2016年5月の予定。


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