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地所グループが記者懇親会。木村会長「不安要素あり、慎重さ求められる」

「不動産マーケットは好調だが、慎重さが求められる」と語る木村会長

 三菱地所グループは13日、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)で記者懇親会を開催。三菱地所(株)取締役会長の木村惠司氏、取締役社長の杉山博孝氏ら、グループ各社のトップが出席した。

 冒頭挨拶した木村氏は経済全般の情勢に触れ、「アベノミクスは次のフェーズに移行し、いよいよ名目GDP600兆円へのアクセルを踏みだすタイミングだ。ただし、少子化や世界経済の情勢など不安要素もあり、経済は厳しい状況が続くのではないだろうか。不動産マーケットも現在は好調だが、先行きは不透明なので慎重さが求められる。日本の都市の競争力を高めるために不動産業界を挙げて頑張っていきたい」などと語った。

 その後、壇上に上った杉山氏は「三大都市圏を中心に地価上昇の動きがみられ、都心5区のビル空室率も5%を切り、賃料上昇が本格化していきそうだ。マンションも順調な売れ行きを示している。一方で中国経済の失速による不安もあり、慎重な経営が求められる」と挨拶した。


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