住友林業(株)はこのほど、(公財)関西盲導犬協会が運営する盲導犬訓練センターの設計施工を受注、着工した。
全国にある盲導犬訓練センターのほとんどは、鉄筋コンクリート造や鉄骨造で建てられている。盲導犬が生後2ヵ月から1歳になるまで過ごす「一般家庭と大きく変化することのない環境を」という現場で働く職員・指導員の強い要望を受け、木造施設の実現に至った。
木造平屋(一部2階建て)で計画。平屋ながらも天井を高く設け、自然光を多く採り入れる。また施設内は構造材である柱や梁を現わしとし、木の優しさ・温かさが伝わる空間を創出する。
延床面積約486平方メートル。完成は2016年4月20日の予定。