(株)ザイマックス不動産総合研究所は15日、「支払賃料インデックス」を公開した。
企業が支払うオフィス賃料の変動やオフィスの安定性を示すデータとして、東京23区のオフィスビルのテナント契約データをもとに開発した。今後、3ヵ月ごとに公表していく。
(株)ザイマックスが不動産マネジメント業務を受託するオフィスビルテナントの賃貸借データを集計。最新データである2015年第2四半期のサンプル数は187棟4,347テナント。新しく入居したテナントが支払う「新規賃料」に加えて、以前から入居するテナントが支払っている「継続賃料」も含めて集計、指数化する。
05年第1四半期の支払賃料を100とした場合の15年第2四半期の指数は81。データを集計した05年第1四半期以降の推移をみると、08年第4四半期~09年第2四半期(指数:105)をピークとして、ボトムは13年第3四半期~同年第4四半期(同77)。14年以降は徐々に指数が改善している。新規賃料のみのデータと比べると支払賃料は新規賃料に比べて変化が遅く、変動幅も狭いことが分かった。