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CRM戦略を推進。会員組織やアフターサービスを強化/野村不動産HD

 野村不動産ホールディングス(株)は、グループ各社のCRM戦略推進への取り組みを強化する。

 同グループは今年7月、グループ各社の顧客(野村不動産(株)の分譲住宅オーナー、野村不動産アーバンネット(株)の仲介取引顧客、野村不動産パートナーズ(株)の管理物件居住者、野村不動産リフォーム(株)の契約者など)を対象とする会員組織「野村不動産カスタマーズクラブ」を発足。会員に対し、仲介取引やリフォームなどの同グループ各社の特典、インテリアや旅行など提携企業特典、会員限定のイベント招待、会報誌やメールマガジンの発行などを行なっている。今後も、三越伊勢丹グループとの提携による会員対象のカードの発行やサービスの提供をはじめ、順次サービスを拡大していく。現在の対象ユーザーは約30万人で、9月末時点の会員数は約6万7,000人に達している。

 現在提供している有償長期メンテナンスプログラム「NEXT PASS10」についても、その延長版「NEXT PASS15」を開発、提供していく。「NEXT PASS10」は、野村不動産の分譲住宅オーナーに対し、10年間にわたり同社が直接住まいの点検・保証を行なうもので、この期間を10年目以降にまで延ばすことでオーナーの安心感を高める。「NEXT PASS10」は、新規契約者の約8割が加入しているという。

 また、「NEXT PASS10」加入者が所有物件を売却する際には、売却先のユーザーに野村不動産が直接保証を提供する「認定保証中古制度」を開始した。対象住戸の購入者は、「NEXT PASS10」の保証・メンテナンスプログラム、2年間のアフターサービス保証、10年間のマンション共用部のアフターサービス保証などを引き継げる。


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