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茨城・古河に高齢者向け住宅をリノベしたゴルフ賃貸マンション/クリーク・アンド・リバー社

ゴルファーのための賃貸マンション「GOLF LiViNG KOGA」外観。手前には、バンカー練習場がある
共用廊下に設置したパターコーナー。建物内の数ヵ所に設けており、フラットなものから傾斜付きのものまで用意している

 建築士等の派遣・紹介業を手掛ける(株)クリーク・アンド・リバー社(東京都千代田区、代表取締役社長:井川幸広氏)のアーキテクト・エージェンシーは27日、賃貸マンション「GOLF LiViNG KOGA」(茨城県古河市、総戸数20戸)の内覧会を行なった。

 同物件はJR「古河」駅より徒歩20分に立地。2002年築、敷地面積約2,100平方メートル、延床面積約1,500平方メートル、鉄骨造地上2階建ての高齢者住宅を、ゴルファー向けの賃貸マンションにリノベーションしたもの。物件周囲には、車で1時間圏内に25ヵ所以上のゴルフ場があり、ゴルフショップや練習場なども多く点在している。

 住戸は、床の貼り替え、ドアの塗装、キッチンの交換程度にとどめ、共用部の改修を重点的に実施した。厨房を撤去し、スイングチェックや球速が分かるシミュレーターを設置。住人専用のキャディバックロッカーも住戸分用意した。食堂は、大型TVやゴルフ関連書籍のあるコミュニティラウンジに改修。共用廊下には、傾斜付きの本格的なパターコーナー、エントランス近くにはバンカー練習場も設置した。総改修費は6,000万円。

 月額賃料は、5万9,000~7万2,000円。共用部の光熱費、ゴルフ関連施設やキャディバッグ使用料、駐車場1台分の費用として、管理費1万円が徴収される。「着工前からすでに2名のゴルフ好きが契約済み。古河市に限らず、周辺の市や東京都内在住者にも、週末をゴルフ三昧で過ごすためのセカンドハウスとして利用してもらいたい」(同社建築事業部ディビジョンマネージャー・日髙浩一氏)。


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