野村不動産ホールディングス(株)は29日、2016年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~9月30日)は、連結売上高2,929億500万円(前年同期比20.5%増)、営業利益407億5,100万円(同39.5%増)、経常利益365億9,900万円(同48.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益224億6,800万円(同92.3%増)の増収増益。
主力の住宅事業セグメントでは、住宅分譲部門において、計上戸数が増加したことに加え、計上商品の販売価格および利益率が上昇。販売も順調に推移し、マンション分譲・戸建分譲を合わせ計3,417戸(同490戸増)を計上した。売上高は1,928億7,600万円(同36.1%増)、営業利益は213億1,000万円(同91.3%増)。
賃貸事業セグメントについては、収益不動産開発部門において物件売却が減少したが、賃貸事業部門はテナント募集が順調に進捗した「浜松町ビルディング」(東京都港区)の収益が寄与。売上高は428億5,900万円(同10.7%減)、営業利益は132億3,900万円(同0.9%増)となった。
通期については、連結売上高5,750億円、営業利益760億円、経常利益670億円、親会社株主に帰属する当期純利益400億円を見込む。併せて、第2四半期・期末の1株当たりの配当予想を27円50銭(前回発表比2円50銭増)に修正。当期の年間配当は、1株当たり55円(同5円増)となる。