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マイホーム購入・建替え「予算は夫」、「デザインは両方」/ハイアス・アンド・カンパニー調査

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は2日、「いい夫婦の住まいに関する意識調査」結果を発表した。同社運営の複数のサイト上で、10月6~13日の期間、20歳以上の男女にアンケートを実施。有効回答数は1,132人。

 「マイホーム購入もしくは建替え時に予算、間取り等のデザイン決定の主導権を握ったのは夫・妻のどちらか」については、“いい夫婦”(夫婦の仲の良さを10段階で6以上とした夫婦)においては、予算は73.1%、デザインは54.0%が「夫」が主導権を握ったことがわかった。また、性別でみると、予算については夫・妻ともに主導権を握ったのは「夫」と回答している割合が高い一方、デザインにおいては、妻は「妻」が主導権を握ったと回答しており、予算は「夫」、デザインは夫・妻ともに「自分が主導権を握った」と感じていることが見て取れる結果となった。

 「マイホーム購入もしくは建替え時に最も重視したこと」については、“いい夫婦”、“それ以外の夫婦”(夫婦の仲の良さが10段階で5以下とした夫婦)とも「間取り」(いい夫婦:44.2%、それ以外の夫婦:44.0%)、「耐震性」(同18.3%、20.5%)の割合が高かった。
 また、「自分専用の部屋があるかどうか」については、“いい夫婦”では、「夫・妻とも自分の部屋がある」との回答が41.2%で最多。次いで「夫・妻との自分の部屋はない」が38.9%だった。一方、“それ以外の夫婦”については、「夫・妻とも自分の部屋がある」が40.2%とほぼ変わらないものの、「夫・妻とも自分の部屋がない」は7.6ポイント減少。「夫のみ自分の部屋がある」は3.7%増加、「妻のみ自分の部屋がある」も4.9ポイント増加していた。
 このことから、“いい夫婦”は、自分の部屋を持つかどうかを夫婦平等にしている傾向があることがわかった。


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