(株)LIXILグループは2日、2016年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~9月30日)は、連結売上高8,774億1,500万円(前年同期比10.2%増)、営業利益320億4,400万円(同141.2%増)、経常利益265億5,900万円(同108.8%増)、親会社株主に帰属する当期純損失228億7,800万円(前年同期:当期純利益34億1,500万円)。
GROHE Group S.ar.l.社等の連結子会社化や国内リフォーム売り上げの好調などが起因し増収増益を達成したものの、関係会社が投資関連損失を計上したことにより、228億7,800万円の損失となった。
セグメント別に見ると、ハウジングテクノロジー事業では、持ち家住宅着工の回復の遅れなどから売上高は2,868億9,600万円(前年同期比2.8%減)と減少したものの、諸経費の削減などにより営業利益は188億8,800万円(同14.5%増)に。
住宅・サービス事業等は受注促進や販売活動の強化に注力したことなどにより、売上高は301億3,800万円(同2.9%増)、営業利益は24億7,800万円(同28.4%増)を計上した。
同社代表執行役社長の藤森義明氏は「海外事業は明らかに成長の原動力となりつつある。国内では、リフォーム市場の環境変化に伴い住宅ストックの積極的活用への注目が高まっており、引き続きこの成長分野にリソースを集中させていく。すべてのテクノロジー部門での厳格な財務管理とコスト管理の向上が、好調な業績に貢献しており、上期の営業利益は当社の過去最高を記憶した」とコメントしている。
なお通期では、連結売上高1兆8,550億円、営業利益620億、経常利益570億、当期純利益50億円を見込む。