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都市事業、仲介事業が好調。増収増益/東急不動産HD16年3月期第2四半期決算

 東急不動産ホールディングス(株)は9日、2016年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~9月30日)は連結売上高3,512億6,300万円(前年同期比9.0%増)、営業利益295億4,700万円(同18.5%増)、経常利益237億1,500万円(同21.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益148億2,500万円(同31.8%増)となった。都市事業セグメントのほか、仲介事業、ハンズ事業、ウェルネス事業が好調に推移。増収増益となった。

 オフィスビルや商業施設などの開発・賃貸を行なう都市事業は、新規稼働物件の寄与、既存物件の賃貸収益改善に加え、投資家向けビル等の売却益増加により売上高999億円(同1.2%増)、営業利益227億円(同24.1%増)に。
 住宅事業は、マンション733戸(同35戸減)・342億円(同31億円増)、戸建て106戸(同100戸増)・35億円(同10億円増)を計上し、売上高453億円(同11.7%増)となったが、好採算物件の減少により営業利益は14億円(同47.9%減)の減益となった。マンションの通期売上予想に対する契約済み割合は77%。
 仲介事業は、不動産流通市場の好調を背景に、売買仲介ではリテール・ホールセールとも好調。売上高345億円(同28.1%増)、営業利益40億円(同33.2%)を計上した。

 通期は売上高8,000億円、営業利益650億円、経常利益520億円、当期純利益265億円を見込んでいる。


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