(株)東京カンテイは10日、2015年10月の主要都市圏・主要都市別の新築一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造、土地・建物ともに所有権の物件。
首都圏の新築戸建ての平均価格は3,359万円(前月比0.4%上昇)と、9月以降堅調に推移している。地域別では、東京都が4,423万円(同0.4%上昇)と3ヵ月連続の上昇、神奈川県が3,732万円(同1.2%上昇)と反転上昇。埼玉県も2,977万円(同0.8%上昇)と3ヵ月ぶりの上昇となったが、千葉県は2,732万円(同1.0%下落)で6ヵ月連続の下落となった。
近畿圏の平均価格は2,962万円(同1.5%下落)と、4ヵ月ぶりに3,000万円台を割り込んだ。地域別では、大阪府が3,117万円(同0.3%下落)と反転下落。兵庫県は2,990万円(同5.7%下落)と3,000万円台を下回り、京都府も3,459万円(同2.8%下落)と下落した。
中部圏の平均価格は2,946万円(同0.8%下落)と、2ヵ月連続の下落。愛知県が3,188万円(同0.5%下落)と下落したことによる影響が大きいとしている。