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戸建賃貸で10%シェア目指す/ハイアス・アンド・カンパニー

「戸建賃貸住宅は皆さまに役立つ商品であってほしい」と話す安成信次氏

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は10日、同社が運営する戸建賃貸ビジネスの全国ネットワーク「WILL STYLE(ウィルスタイル)」の全国大会を開催。今回で10回目となる。 

 同社と商品開発で提携する(株)安成工務店(山口県下関市)の代表取締役である安成信次氏は、開会の挨拶において、「WILL STYLEは10年前に発足した。戸建賃貸は狭小地でも活用できるなど、潜在価値のあるものだと思ってる。皆さまには本日の大会で大きなヒントをつかんでほしい」と話した。
 
 基調講演では、『家主と地主』の編集長である永井 ゆかり氏が賃貸住宅市場の動向やトレンド等を解説。賃貸市場において戸建てが比較的少ないため、工夫することでビジネスチャンスが広がっていくと考察した。
 
 続いて、ハイアス・アンド・カンパニー(株)取締役常務執行役員の柿内和徳氏が、“WILL STYLE事業の位置付け”と題して、今後の戦略を発表。各住宅メーカーの売上においても賃貸住宅が重要な位置を占めていることや、賃貸派が増加していることを踏まえ、顧客の発掘・追客・契約という流れを徹底することを確認。「消費税が10%に増税した後の住宅着工棟数が緩やかに減少することが予測されている。新築事業のみでは厳しくなる中、収益構造を変化させる必要がある」と話した。
 併せて年間施工実績シェアの目標数値を策定。一般的に認知度が上昇するとされる10.9%(763棟)を目指していくとし、研修などに注力していく考え。

 セールスキャンペーン2015では、小宮建設(株)(長崎市鳴見町)がグランプリを受賞。この1年間での取り組み等を発表した。


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