高松建設(株)と高松建設100%子会社の(株)日本建商は14日、サービス付き高齢者向け住宅「エニシエ川西加茂」(兵庫県川西市、総戸数32室)をオープンする。
高松建設は、これまで土地オーナへの土地活用提案の一環として高齢者施設の企画設計・施工を手掛けてきた。少子高齢化や高齢単身世帯の増加などによる社会環境や価値観の変化に伴う多様なニーズに対応するため、今後は、賃貸マンションの入居募集・管理を行なってきた日本建商のノウハウと連携。企画設計・施工から介護サービス運営まで一括サポートする高齢者向け住宅事業として、自社ブランド「エニシエ」を展開していく方針。「エニシエ川西加茂」はその第1号物件。
同物件はJR福知山線「川西池田」駅、阪急宝塚線「川西能勢口」駅徒歩19分。敷地面積939.13平方メートル、延床面積1,366.00平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階建て。外観は環境に調和しつつも主張する色彩と丸みをもたせたやわらかな雰囲気のデザインを採用した。居室は25.14平方メートル(トイレ・ミニキッチン付)で2人での入居が可能。居室の間口は4mのワイドスパンとし、車いすでも余裕をもって移動が可能とするなどバリアフリー完備。そのほか医療機関と連携により、24時間サポートする。賃料は、6万1,000~6万4,000円。
今後関西エリアのみだけでなく、三大都市圏にも積極的に提案し、超高齢社会の中でますます多様化するニーズに対応すべく取り組んでいくとしている。