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万博記念公園の商業施設等で、再生可能エネルギーに関する取り組み実施/三井不動産他

「万博スマートコミュニティ」イメージ

 三井不動産(株)は16日、大阪府吹田市の万博記念公園で19日の開業を予定している大規模複合施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」において、隣接地の「市立吹田サッカースタジアム」(15年9月末完成)の指定管理者である(株)ガンバ大阪と、関西電力(株)と共同で、エネルギーに関する各種取り組みを行なうと発表した。

 当該エリアを「万博スマートコミュニティ」と称して、「再生可能エネルギーの活用」などに取り組む。EXPOCITYとサッカースタジアムで使用する電力を関西電力から一括受電し、受電施設を介し、複数施設でのエネルギーの面的利用を可能とすることで、EXPOCITYに設置する太陽光発電(106.08kW)と蓄電池(168kWh)の電力を、EXPOCITYとサッカースタジアムで活用する。

 そのほか、地震などの広域的な災害時の自立電源も確保。系統電力からの電力供給が途絶えた際は、両施設に各々設置する非常用発電機がただちに起動し、災害時に必要な箇所に電力を供給する。さらに電力供給の途絶えが長期化し、発電用燃料を使い果たした場合は、EXPOCITYの太陽光発電と蓄電池から、地域の避難所となるサッカースタジアムへ最低限の電力を継続して供給する。


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