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宮城・七ヶ浜町の復興整備事業施設に着工/住友林業

焼海苔加工施設のイメージ

 住友林業(株)は16日、東日本大震災の振興プロジェクトである焼海苔加工施設(宮城県宮城郡七ヶ浜)の建設に着手した。

 同プロジェクトは、津波の被害を受けた七ヶ浜町花淵浜地区において、多賀城・七ヶ浜商工会と漁協・農協・民間企業が共同で設立した(株)七ヶ浜ハーバースクエアが中心となり、漁業を中心に新たな観光拠点となるまちづくりを推進していくもの。住友林業等が提案した施設が採択された。

 新たな産業として食品加工・流通販売への展開も視野に漁業経営の多面化、産業の活性化に寄与することを目的にまちの景観を整え、人がにぎわう場所づくりを目指していく。

 今回建設する焼海苔加工施設は、加工工場としての役割だけでなく、新たな産業創出のシンボルとしての役割を担うため、あえて木造とすることで木の優しさや温かみを演出。施設見学や施設内物販等、観光客をはじめとした地域外の人にも親しまれる施設としていく。

 敷地面積は800平方メートル、延床面積は約555平方メートル。2016年3月末に完成予定。


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