不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東京主要5区空室率、6ヵ月連続で改善/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は17日、2015年10月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス市況調査結果を発表した。
 
 平均空室率(基準階床面積100坪以上)は4.39%(前月比0.39ポイント低下)と、6ヵ月連続の改善。大規模ビルが竣工した一方、成約面積が大幅に増加したことで空室が減少した。

 最も空室率が改善したのは港区で、5.82%(同0.86ポイント低下)と2ヵ月ぶりに低下。次いで、中央区が5.36%(同0.29ポイント低下)と前月の上昇から改善に転じた。新宿区は3.71%(同0.06ポイント低下)とほぼ横ばいの水準ながら、7ヵ月連続の改善。渋谷区は2.50%(同0.19ポイント上昇)と微増、8ヵ月ぶりの上昇となった。

 1坪当たりの推定成約賃料(基準階床面積100~300坪未満)は、1万8,214円(同32円減)とほぼ横ばいで推移。主要5区では、千代田区を除く4区で下落しているものの、いずれも小幅な値下がりでとどまっている。

 なお、新築ビルの平均空室率は28.89%(同0.74ポイント上昇)、推定成約賃料は3万2,948円(同760円増)。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら