東急不動産(株)は18日、学校法人順天堂大学と共同で、「シニア住宅」「フィットネスクラブ」での「ロコモ予防プログラム」を順次展開していくと発表した。
「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」とは、筋肉、骨、関節といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり「立つ」「歩く」などの機能が低下している状態のこと。その予防を目的に、10月からシニア住宅「グランクレール藤が丘」(横浜市青葉区、総戸数128戸)で「ロコモ予防プログラム」を導入している。
同プログラムは、「ロコモ予防体操教室」として毎週月曜日から金曜日の週5日、朝食後の午前中に開催。(株)東急スポーツオアシスの介護予防運動指導員をはじめ、(株)東急イーライフデザインの理学療法士や作業療法士がインストラクターを務めるほか、シニア住宅の看護師やケアマネージャーも健康や安全面をサポートする。
「東急スポーツオアシス」では、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の町田修一先任准教授による「ロコモ予防セミナー、体力測定会」を18日に実施。オアシスメンバーや地域住民に、運動の重要性や筋肉老化の特徴などについて講義したほか、自身の「ロコモ度」チェックも行なった。