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鴻池組と業務提携。住と建築・土木に関する経営資源を融合/積水ハウス

 積水ハウスは19日、(株)鴻池組と業務資本提携し、鴻池組の持株会社である鳳ホールディングス(株)と資本提携を行ない持分適用関連会社とすると発表した。

 積水ハウスは今後、国内において、政府が推進するアベノミクスの具体的取り組みを背景に、経済活性化、少子高齢化、健康寿命の延伸、環境・エネルギー問題といった社会課題の解決、グローバル化対応に向け、さまざまな取り組みが進むと見込んでいる。それらに伴い、「コンパクトシティ」「日本版CCRC構想」等を視野に入れた先進的な「まちづくり」ビジネスや、インバウンド需要から派生する住関連ビジネスを今後の成長分野と捉え、鴻池組との連携により、互いの強みを生かした相乗効果創出が事業拡大につながると考え、同提携を行なうこととした。

 積水ハウスが持つ「住」に関する経営資源と、鴻池組が持つ「建築・土木」に関する経営資源を融合することで、互いの提案力・営業力の強化を図る。また、資材の共同購入や施工力の相互融通等により建設全体に対するコスト削減を目指す。
 鳳ホールディングスとの資本提携については、鳳ホールディングスが資本再編成を実施。新たに積水ハウスとの協業に向けた体制を構築する。積水ハウスは鳳ホールディングスの議決権33.3%を保有する筆頭株主となる予定。取得日は2016年1月27日を予定。

 同提携による当期の同社連結業績に与える影響は軽微ではあるが、中長期な業績の向上に繋がるとしている。


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