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ロボット活用したケアも導入。渋谷に介護付有料老人ホーム/大和ハウスライフサポート

「もみの樹・渋谷本町」外観
居室イメージ

 大和ハウスグループの大和ハウスライフサポート(株)は、介護付有料老人ホーム「もみの樹・渋谷本町」(東京都渋谷区、全57室)を、12月1日にオープンする。

 同社は元東京電力グループで、2012年大和ハウスがM&Aした。現在、介護付有料老人ホーム「もみの樹」シリーズを3施設、アクティブシニア向けの自立型有料老人ホームと介護付有料老人ホームの併設施設「ネオ・サミット」シリーズを2施設運営している。
 「もみの樹・渋谷本町」は、京王線「幡ヶ谷」駅徒歩13分に立地。建物は、地上5階建てで、延床面積は約2,500平方メートル。最上階に全面ガラス張りのメインダイニングや機能訓練室、理美容室を設置。入居者の憩いの場として屋上庭園も設けた。1階には、入居者と地域住民とのコミュニケーションスペースを設け、地域住民向けのセミナーやサークル活動等も開催する予定。

 1階は自立度が高い人、2階は医療処置が必要な人、3階は認知症の人、4階は軽介護度の人など、フロア別に設定し、入居者の状態に応じた介護サービスを提供する。
 また、初めての取り組みとして、大和ハウス工業(株)が提案する5種類の介護支援用ロボットや機器を導入し、先進的なケアに取り組むとともに、法令基準の1.5倍の直接処遇職員の配置や、24時間看護など充実した医療体制を構築する。

 居室は、すべてワンルーム、18~20平方メートル。入居金は1,015万~3,600万円。月額利用料金は、26万4,600円(管理費、特別サービス費、食費込み)。16日より一般内覧会を開始しており、現在7名の予約者を得ている。

 25日のマスコミ向け内覧会で挨拶した同社代表取締役社長の高山隆夫氏は、「当施設は、今後の当社の介護事業運営の試金石となる施設だと捉えている。今回初の試みとして介護ロボットを導入するが、大和ハウス工業のグループ会社として、実際に使用した現場サイトからの意見をフィードバックし、改善改良に役立て、普及につなげていきたい」などと述べた。


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