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上期契約棟数回復、増収増益/アールシーコア16年3月期第3四半期決算

 (株)アールシーコアは27日、2016年3月期第2四半期決算説明会を開催した。

 当期(15年4月1日~9月30日)の連結売上高は63億5,200万円(前年同期比4.4%増)、営業利益は4億3,100万円(同28.0%増)、経常利益4億1,300万円(同21.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8,400万円(同37.1%増)。売上高については、半期で過去最高を更新した。

 当期は中期経営計画(2012年4月~17年3月)最終年度に向けた「挽回の期」と位置付け、営業力・商品力の強化に注力し、集客増に向けた諸施策を実施。全国のBESS展示場の集客は、新規来場者数についてはほぼ前年同期並みであったものの、昨年度からの強化ポイントである再来場者数は前年同期比で9.2%増となり、来場は好調に推移した。展示場拠点展開については、契約販社数27社、営業拠点数43拠点(直営2、連結子会社の(株)BESSパートナーズ(BP社)2、販社39)となり、来春3拠点(京都・埼玉・長野)のオープンを予定している。

 東京・代官山および神奈川県の直営展示場2拠点で展開する直販部門は、消費税増税の反動減の影響からの回復や、昨年度契約(受注)の特需物件の売上計上などにより、セグメント売上高19億3,400万円(同10.1%増)、セグメント利益1億6,400万円(同20.2%増)。受注高は16億6,600万円(同10.7%増)、受注残高は21億2,500万円となった。両拠点合わせた展示場の来場数も前年同期比7.5%の増加と、堅調に推移した。

 販社部門は、契約(受注)数が改善したことからブランドロイヤリティ売上高が増加し、またキット売上高も、期首受注残高が豊富にあったことにより、セグメント売上高39億9,500万円(同4.9%増)、セグメント利益は7億7,800万円(同11.3%増)となった。受注高は、受注数の改善から32億700万円(同31.8%増)と大きく伸長、受注残高は32億6,800万円となった。

 通期では売上高130億円、営業利益6億5,000万円、経常利益6億3,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3億8,000万円を見込む。

 会見では同社常務取締役の谷 秋子氏が、中期経営計画の進捗状況・今後の取り組みについて説明。進捗状況については、「好調な集客の反面、堅調な来場数に対して、その受け皿となる営業員の質と量が不足している」とし、今後の取り組みについては、営業人材開発に向け、4月に専門部署を立ち上げ、資格制度・新研修カリキュラムをスタートする。


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