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医療介護に特化したサ高住、16年9月に600戸運営へ/大和リビングマネジメント

「D-Festa川口芝高木」外観
1人用居室モデルルーム

 大和リビングマネジメント(株)は30日、2015年8月に開設したサービス付き高齢者向け住宅「D-Festa(ディーフェスタ)川口芝高木」(埼玉県川口市、総戸数91戸)を、報道陣に公開した。

 D-Festaは、医療介護に特化したサ高住ブランドで、同社と医療介護事業者との共同事業型の高齢者住宅運営事業。「D-Festa(ディーフェスタ)川口芝高木」はシリーズ7棟目で、大和ハウス工業(株)が設計・施工、大和リビングマネジメントがサブリースし事業主体となる。管理業務は、子会社の大和リビング(株)。共同事業者は、医療法人社団桐和会グループの(株)MBSで、提携医療機関は川口さくら病院。居宅介護支援事務所と訪問介護事業所も隣接する。

 同物件は、JR京浜東北線「蕨」駅バス7分、周囲に小学校や中学校、市のスポーツ施設などがある住宅街に立地。鉄骨造3階建て。敷地面積2,360.39平方メートル、延床面積約3,600平方メートル。居室面積18.0~36.45平方メートル、全91戸中2人用居室も4室用意した。月額費用は1人入居が16万520円(賃料6万3,000円、その他、食費、共益費、生活支援サービス費含む)、2人入居が30万9,040円(賃料12万円、その他、食費、共益費、生活支援サービス費含む)。
 
 現時点の入居者は14名。うち女性11名、男性3名で平均年齢は80歳。このほか若干名の申込者を得ている。川口市はサ高住の登録数が今年度8件、現在25件となる激戦区で、同社は「やや苦戦している状況だが、近隣と比較して入居率は悪くない」と見ている。

 なお、現在運営するD-Festa7棟の総戸数は計388戸。今後、神奈川、埼玉、千葉の計3棟を計画しており、16年9月末時点で約600戸となる見込み。


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