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土地購入前に地盤の強さを知りたい人は9割以上/ハイアス・アンド・カンパニー調査

 (一社)住宅不動産資産価値保全保証協会とハイアス・アンド・カンパニー(株)は2日、共同で実施した「住宅地盤に関する意識調査」の結果を発表した。

 調査期間は10月24日~11月4日で、調査方法はインターネットアンケート。調査対象はマイホーム建築前後、および建築中の20歳以上の男女。有効回答数は1,059(男性712、女性347)名。

 マイホーム建築前の人を対象に、「検討の際、事前に建築予定地の地盤の強さを知りたいか」との問いでは「思う」が93%。

 また、マイホームを建築済み・建築中の人に、「検討時に住宅会社から地盤調査・調査結果について詳細な説明があったか」を聞いたところ、「なかった」が56%。さらに「なかった」・「その他」の回答者を対象に、「地盤調査について住宅会社からどのような対応をして欲しかったか」を聞いたところ、「自身の土地の地盤調査結果についてはしっかり説明してほしい」(39%)、「できれば説明はしてほしい」(33%)と、7割以上が住宅会社の説明を求めていたことが分かった。

 マイホームを建築済みもしくは建築中の人を対象に、「検討中に住宅会社から地盤改良工事に関する説明があったか」との質問では「あった」は3 割にとどまった。さらに地盤改良工法による施工不良のリスクについての説明については、「なかった」が76.5%という結果に。

 なお、マイホームを建てる際に地盤改良が必要な場合、優先したい項目については、「品質」が62.8%と他(「健康配慮」「資産価値」「コスト削減」など)を大きく引き離している。


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