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機関投資家による情報提供セミナーを開催/ARES

「不動産が独立したアセットクラスとして扱われることを目指し、さらなる投資促進に向けた環境整備・情報発信に努めていきたい」と述べる岩沙弘道会長
パネルディスカッションの様子

 (一社)不動産証券化協会(ARES)は3日、日本橋三井ホール(東京都中央区)で「ARES年金フォーラム2015 -激動するグローバルマーケットと不動産投資-」を開催した。

 冒頭挨拶した同協会会長の岩沙弘道氏は「JREIT市場の規模拡大により、流動性・安定性が向上。機関投資家の資金運用先としての注目度も高まっている。当協会では不動産が独立したアセットクラスとして扱われることを目指し、さらなる投資促進に向けた環境整備・情報発信に努めていきたい」と述べた。

 基調講演では、野村証券(株)投資情報部の若生寿一氏が登壇。「2016年に向けての投資環境と日本株見通し」をテーマに、現在の世界経済の状況を分析しつつ、為替の現況や今後の動向の見込み、日本経済・各企業業績の先行きなどについて解説した。

 その後、ARES調査部上席研究員の澤田考士氏によるARESの不動産投資インデックス「AJPI」「AJFI」の解説に続き、機関投資家の不動産投資運用担当者を中心としたパネルディスカッション「激動するグローバルマーケットと不動産投資」を実施。機関投資家として見た投資資産としての不動産の位置づけ、投資・運用の立場から見た不動産の現在の市況や投資環境などについて意見交換がなされた。


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