(株)ザイマックス不動産総合研究所は9日、「オフィスビルエネルギー消費量及びコスト調査(2015年9月まで)」の結果を公表した。
同社が運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータが得られた約100棟を対象に、エネルギー消費量・単価・コストの推移について調査したもの。
15年9月時点のエネルギー消費量は、震災前である10年比で17%減となり、11年以降継続した水準で横ばいとなった。
また、エネルギー単価は同41%上昇(前回調査15年6月時点:4ポイント減)。15年3月を境に下落傾向に転じているが、これは電気・ガスの原燃料調整費が下落し続けた影響としている。
エネルギーコストは、同17%上昇(同3ポイント減)。単価下落に伴いコストも減少する結果となった。