不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏の中古戸建て価格、3ヵ月ぶりに下落/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは10日、2015年11月の主要都市圏・主要都市別の中古戸建平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造、土地・建物ともに所有権の物件。

 首都圏の中古戸建ての平均価格は3,025万円(前月比1.0%下落)と3ヵ月ぶりに下落した。地域別では、東京都が6,282万円(同3.4%下落)と2ヵ月連続、埼玉県は2,128万円(同2.2%下落)で4ヵ月ぶりに下落した。一方、神奈川県は3,266万円(同4.9%上昇)と引き続き上昇傾向にあり、千葉県も2,113万円(同7.9%上昇)で2ヵ月連続での上昇となった。

 近畿圏の平均価格は2,268万円(同4.9%下落)と4ヵ月ぶりに下落した。大阪府が2,573万円(同7.4%下落)、兵庫県が2,250万円(同6.3%下落)といずれも3ヵ月ぶりの下落。京都府も2.643万(同3.2%下落)と下落した。

 中部圏の平均価格は、2,041万円(同0.2%下落)と3ヵ月ぶりに下落。11月以降下落傾向となっている。愛知県は2,517万円(同2.6%下落)と反転下落した。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら