三幸エステート(株)は17日、2015年11月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階床面積200坪以上)マーケットのデータをまとめた。
東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率3.03%(前月比0.35ポイント減)と大幅低下。新築ビルで需要が顕在化したことにより、空室が大幅に解消した。現空面積は15万8,509坪(同1万7,423坪減)、15万坪台まで低下するのは09年2月以来。
1坪当たりの募集賃料は1万9,733円(同40円上昇)と、2ヵ月連続の横ばい。競争力の高いビルを中心に賃料引き上げの動きはみられるが、依然としてマーケット全体までは広がっていない。募集面積は44万5,213坪(同6,711坪減)。
全国6大都市の空室率は、東京23区3.7%(同0.2ポイント減)、札幌市4.8%(同変動なし)、仙台市9.5%(同0.1ポイント減)、名古屋市4.5%(同0.2ポイント上昇)、大阪市6.7%(同変動なし)、福岡市3.7%(同0.3ポイント減)となった。