積水化学工業（株）は23日、セキスイハイム45周年記念の第1弾として木質系住宅「グランツーユーf（エフ）」を全国（北海道、沖縄を除く）で発売する。
住宅購入者（一時取得者）のおよそ半数を占める30歳代の世帯が容易に取得できる「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）」を目指し、販売と建築工程すべての効率化を図り、低価格化実現した。
躯体精度とユニット構造の剛性を大幅に向上した新たな構造体の導入で、これまで建築現場で行なっていた天井パネルの微調整や一部の内装・設備工事などあらかじめ設備の整った工場で行なう「新2×6ユニット工法」を採用。現場施工工数を約20％削減した。また、プロのデザイナーがあらかじめコーディネートした外装や内装部材のパッケージを顧客が好みに合わせて選択、組み合わせができる「セレクトオーダーシステム」により、プランやインテリア等の打ち合わせボリュームを削減。その効果を価格に反映させ、2×4住宅並み（当社比）の価格を実現した。
特に30歳代の女性のニーズを意識し、プラン・デザイン提案を行なう。高効率で省施工メリットが生かせる延床面積30～40坪程度の間取り122プラン（東西反転含める）を用意。デザインは、「木の家」の風合いを感じさせ、自然な祖時間を演出する新たな外装材を用意する。
販売価格は、3.3平方メートル当たり62.5万円台から。2016年中に1,000棟の販売を目指す。