国土交通省はこのほど、2014年度の「防耐火関連の構造方法等の認定に関する調査」の結果をまとめた。
大臣認定を受けた防耐火関連の構造方法・建築材料について、08年度より実施しているサンプル調査で、性能確認試験による調査5件、構成材料の品質管理状況調査47件を対象とした。
調査の結果、（株）ワンウィルの不燃材料、金剛産業（株）の特定防火設備、日本ドアコーポレーション（株）の防火設備で認定仕様に合致していないことを確認した。使用実績は、金剛産業が倉庫等41棟、日本ドアが住宅等5棟、ワンウィルについては住宅等での実績を確認中。
同省では、各企業に対して原因究明と再発防止策の報告を求めたほか、使用した建築物の特定と、当該建築物の建築基準法への適合性検証を指示。不適合だったものについては改修等の必要な対策を講じることを求めた。