東京建物(株)とエンパイヤ自動車(株)は5日、「(仮称)八丁堀プロジェクト エンパイヤビル共同建替事業」(東京都中央区)の新築工事に着工したと発表した。
従前建物であるエンパイヤビルの老朽化に伴い、両社が共同して建て替えを行なうプロジェクト。
計画地は東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅徒歩1分、東京メトロ東西線「茅場町」駅徒歩4分、JR「茅場町」駅徒歩4分など、交通利便性の高い立地。
敷地面積約1,588平方メートル。計画建物は、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上10階地下1階塔屋1階建て、延床面積約1万2,800平方メートルのオフィスビル。
2~9階はオフィスエリアとし、1フロアを約323坪のレイアウト効率に優れた整形無柱空間に。企業の多様なニーズに応えることができるフレキシブルなオフィス空間とする。
また、建築基準法で定められた耐震基準の1.5倍の強度を確保する他、72時間運転可能な非常用発電機を備える等、防災性を高めた。さらに、オフィス部分の外装部分をLow-E複層ガラスに、貸室内および共用部をLED照明とするなど、地球環境にも配慮する。
竣工は2017年9月の予定。竣工後は両社の共同所有となり、エンパイヤ自動車が所有床の一部を本社として使用。それ以外は東京建物が賃借して、一体的な賃貸運営を行なっていく。