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「中古流通倍増に向けて着々」/全宅連、全宅保証が新年賀詞交歓会

「ハトマーク・グループビジョンの推進を進めていく」などと述べた伊藤会長
「安心して取引できる市場整備を進めたい」と話す石井国交相

 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会、(公社)全国宅地建物取引業保証協会は13日、東京プリンスホテル(東京都港区)にて新年賀詞交歓会を開いた。全国の会員や衆参国会議員らが集まり盛会となった。

 冒頭、挨拶に立った全宅連会長の伊藤 博氏は「新年早々、株安など日本経済は波乱の幕開けだったが、暮れの税制改正大綱において各種特例措置の延長や空き家対策の特例など、当協会の要望がほとんど認められたことは評価したい。また、国では中古住宅流通の活性化策としてインスペクションの有無の重要事項説明追加や良質な住宅の認定制度を検討することも決まっており、中古流通量の倍増実現に向けて着々と動いている」などと述べた。
 また、当面の課題として、空き家対策、民法改正、IT重説などを挙げ、「より会員支援に力を入れていく。“みんなを笑顔にする”というハトマーク・グループビジョンの推進を図っていきたい」と話した。

 来賓として挨拶した国土交通大臣の石井啓一氏は「不動産市況は堅調に推移しており、新設住宅着工戸数も落ち着いてきた。課題である中古住宅市場の活性化に向け、インスペクションを使って消費者が安心して住宅を取引できる環境整備を進めていきたい」などと語った。


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