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「良質な住宅ストック流通活性化に向けたスタートの年に」/全日が新年会

「会員のコンプライアンス意識や専門知識を向上させる」と述べた原嶋理事長

 (公社)全日本不動産協会、(公社)不動産保証協会は15日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)にて両協会東京都本部と合同で新年賀詞交歓会を開いた。会員や業界関係者、衆参国会議員など約600人を集めた。

 冒頭、挨拶に立った全日理事長の原嶋和利氏は「中古住宅流通活性化という課題に対して、インスペクションの有無を重要事項説明に追加することが見込まれ、瑕疵保険と合わせた効果が期待できる。今年は良質な住宅ストックの流通が活性化に向けたスタートの年になるだろう。また宅地建物取引士の創設から2年目を迎え、さらにコンプライアンス意識の醸成、専門知識の習得に向け、47都道府県本部において独自の研修制度『全日ステップアップトレーニング』を拡大していきたい」などと述べた。

 来賓として挨拶した全日本不動産政策推進議員連盟会長の野田聖子氏は「全日と議連の成果物である、弁済保証金などに関する宅建業法の改正案は今国会で通過する予定だ。経済再生のためには不動産が重要な役割を担っており、士業に相応しいダイナミックな仕事ができる市場環境整備に努めたい」と話した。


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