(株)桧家ホールディングスはこのほど、東京圏を中心に不動産売買の仲介事業を展開する(株)不動産流通システム(東京都千代田区、代表取締役社長:深谷十三氏)が実施した第三者割当増資の引き受けを決定。同社と業務提携を行なった。
桧家HDは、注文住宅事業、不動産事業、断熱材事業、リフォーム事業、介護保育事業等を展開しており、特に近年は主力の注文住宅事業、断熱材事業に続く、第3の収益源とするべく不動産事業の強化に取り組んでいる。一方、不動産流通システムは、売買仲介を中心に展開。「片手仲介」の徹底や無店舗による営業展開、少数精鋭のエージェント(代理人)制、顧客からWEB、メール等により持ち込まれた物件情報に基づく営業活動等、独自の営業手法で展開してきた。
今回、同社の不動産仲介にかかるノウハウの獲得、両社がもつ不動産情報を活用した新たなビジネスの構築等で、シナジー効果が見込めると判断、提携に踏み切った。不動産流通システムの発行済み株式数は1,000株で、第三者割当増資引受による引受株式数は515株。桧家HDの所有割合は33.9%となる。引受価格は1株当たり29万2,000円、総額は1億5,000万円。