(株)毎日コムネットは22日、2016年5月期第2四半期決算説明会を開催した。
当期(15年6月1日~11月30日)は、連結売上高65億円(前年同期比9.3%増)、営業利益5億5,700万円(同3.0%減)、経常利益5億1,100万円(同4.5%増)、当期純利益3億4,700万円(同25.5%増)。
不動産ソリューション事業では、計画通り1物件を売却。地方開発案件にも積極営業を行ない、売上高49億2,000万円(同2.7%増)、セグメント利益7億9,800万円(同32.2%増)を計上した。
学生ソリューション事業については、大学連携による学生寮開発に注力。15年3月に連結子会社化したワークス・ジャパン(株)は、下期に売り上げが集中するが、東京・神田にセミナールームを開設するなど、「学生人財」採用支援ビジネスを構築し、同社グループの第3の柱として成長させていく。売上高は15億9,800万円(同35.9%増)、セグメント利益は5,300万円(同81.9%減)。
新規事業として15年8月から立ち上げた自然エネルギーによる発電事業は、5施設で合計8.4MWの太陽光発電所が稼働開始。本格稼働により、売上高は1億7,700万円(前年同期:200万円)となった。
なお通期は、連結売上高133億5,000万円、営業利益13億9,000万円、経常利益13億円、当期純利益8億4,000万円を見込む。
併せて、18年5月期を最終とする中期経営計画についても触れ、事業領域の拡大・全国主要大学向け案件の開発開始、オフィスおよび管理物件すべての使用電力量相当の発電量を確保するなど、基本方針を述べた。
説明会で挨拶した同社代表取締役社長の伊藤 守氏は、「上期は堅調に推移しており、入居率11年連続100%に向け順調なスタートが切れている。18年5月期には、経常利益15億円を目指し、新規事業や人材育成にも注力していく」と話した。