国土交通省は22日、「平成26年度末都市公園棟整備および緑地保全・緑化の取り組みの現況(速報値)」を発表した。毎年、全国の都道府県・市区町村の協力を得て、都市公園等整備の現況調査および、緑地保全・緑化への取り組みの実績をとりまとめているもの。
2015年度末の全国の都市公園等の整備量(ストック)は、約12万2,885ha。14年度末(12万1,473ha)と比較して約1,412ha増加した。箇所数は、10万5,747箇所と1,648箇所増加。一人当たり都市公園等面積は、約10.1平方メートルから約10.2平方メートルに上昇した。
特別緑地保全地区については、指定される地区が528地区・約2,571haとなり、前年度比35地区・約57ha増加した。近郊緑地特別保全地区と合わせた実績では、1973年の制度創設以来、着実に増加傾向にあり、89年(189地区・約1,879ha)と比較すると面積は約3倍となった。地区計画等緑化率条例が適用される地区は96地区・約1,330haとなり、前年度比16地区・約324haの増加となった。