ミサワホームグループの(株)マザアスと慶應義塾大学医学部、社会福祉法人さくら会は26日、高齢者の健康長寿に関する共同研究契約を締結、調査を開始した。
同研究は、80歳以上の自立高齢者を対象に、健康長寿の要因を特定する目的で行なうもの。マザアスおよびさくら会が運営する高齢者施設の入居者に対しアンケートや個別面談を実施するほか、心理面・身体面の状態、食習慣を含む生活習慣などを数年間にわたり調査する。
この結果を基に、動脈硬化症や骨粗鬆症、認知症の予防につなげ、80歳以上の高齢者向け食事摂取基準の提唱や食事メニューの開発などを行なっていく。
研究期間は3月まで。マザアスは今回の共同研究を通じ、健康的な高齢者向け食事メニューなどを同社運営施設に導入することを検討している。