京浜急行電鉄(株)は5日、2016年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~12月31日)の連結経営成績は、営業収益2,287億1,000万円(前年同期比2.6%減)、営業利益261億7,800万円(同37.6%増)、経常利益232億2,500万円(同53.4%増)、親会社株式に帰属する当期純利益153億6,800万円(同60.2%増)。
不動産事業は、不動産販売業で、分譲マンション「リヴァリエB棟」、「オーベルグランディオ横浜鶴見アリーナテラス・コンフォートテラス」、「ザ・タワー横須賀中央」の売り上げを計上したほか、「リヴァリエC棟」、「オーベルグランディオ横浜鶴見ブリーズテラス」、「プライム横浜屏風浦」の販売を行なった。不動産賃貸業では、「品川」駅周辺に立地するオフィスビルなどで、高稼働率の維持に努めた。また、「京急蒲田」駅付近連続立体交差事業により創出された鉄道高架下を活用し、全30店舗からなる京急蒲田駅直結の商業施設「ウィングキッチン京急蒲田」を開業。さらに、同社子会社である京急開発(株)では、羽田空港等に好アクセスな立地を活かした「平和島物流センタ」が好調に推移した。
その結果、営業収益は255億4,600万円(同15.0%増)、営業利益は14億8,900万円(前年同期:営業損失15億3,400万円)となった。
通期では、連結営業収益3,130億円、営業利益285億円、経常利益235億円、親会社株式に帰属する当期純利益130億円を見込む。