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注文住宅事業でコスト削減効果が寄与、増収増益/桧家HD15年12月期決算

 (株)桧家ホールディングスは8日、2015年12月期決算を発表した。

 当期(15年1月1日~12月31日)は、連結売上高786億3,700万円(前年同期比2.3%増)、営業利益52億2,400万円(同18.1%増)、経常利益52億3,500万円(同17.4%増)、当期純利益25億5,800万円(同27.0%増)。

 注文住宅事業は、桧家ブランドの上期の受注は堅調に推移したが、期首受注残高が前年同期を下回り、売上棟数は2,315棟(同1.9%減)、売上高は457億9,800万円(同1.4%減)。一方、利益面では期首に実施した連結子会社間の合併などによるコスト削減効果が寄与し、前年同期を大幅に上回り、セグメント利益は34億7,700万円(同28.2%増)を計上した。なお、受注高は470億2,900万円(同6.5%増)。

 不動産事業では、主力の「ベルハーブ」ブランドの分譲戸建住宅の販売は低調だったものの、「パパまる」ブランドの分譲戸建住宅や、注文住宅各社で展開する「街スマ」ブランドによる分譲戸建住宅の販売が順調に推移。売上棟数364棟(同1.4%増)、売上高130億7,600万円(同6.8%増)、営業利益は4億400万円(前年同期17.6%増)となった。

 来期は、連結売上高887億円、営業利益60億円、経常利益59億円、親会社株主に帰属する当期純利益31億円を見込む。


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