大阪府住宅供給公社は、泉北ニュータウン茶山台団地(堺市南区)で取り組んでいる団地再生モデル事業の目玉として、「団地滞在生活型コミュニティ支援プロジェクト」を開始した。
同団地は、建設から40年を超え、かつてのにぎやかさや住民同士のつながりが薄れつつあると言われている。同プロジェクトでは「集会所」という場所を基点に、団地ならではの楽しい暮らし、住む人同士のつながりを生み出すことや、居住生活の中でしか見えてこない生活課題を把握して改善することなどを目的に活動する。
2015年11月より同団地に移住している、まちづくり活動にも多く携わるライターの東 善仁氏が、1年間の団地暮らしを通じて「トライ&エラー」を繰り返しながら、より良い暮らし方の発見やつながりの場所づくりを目的に活動していく。
同氏は集会所を活用した持ち寄り型のミニライブラリー「茶山台としょかん」を運営しており、多くの人が気軽に立ち寄れる「つながりの場所づくり」に取り組むことで、団地内外問わず、地域にいる人材資源の発掘やコーディネートをする。
団地住民が情報発信する仕組みづくりとして、専用ホームページやSNSなどの媒体を用いて茶山台団地の魅力情報を発信。公社と一緒に開催する団地内イベントの運営に携わり、参加者の住民との橋渡し役としてサポートしていく。