ジョーンズラングラサール(株)(JLL)は16日、2015年第4四半期の東京圏におけるロジスティクス(物流施設)市場の動向をまとめた。
東京圏全体の空室率は6.5%(前期比3.7ポイント上昇)。東京ベイエリアは0.7%(同0.4ポイント低下)で、1%を割り込んだ一方、東京内陸エリアについては10.5(同6.4%上昇)と急上昇した。
1坪当たりの賃料については、東京圏全体が4,182円(同0.4%低下)。東京ベイエリアは4,526円(同横ばい)、東京内陸エリアは3,944円(同0.2%低下)となった。
同社では、16年の新規供給が過去5年平均よりも約60%上回ることから、空室率は上昇すると見込む。一方で、需要の旺盛さは維持しており、賃料は緩やかな上昇を維持すると見込み、賃料上昇は続くものの、減速期に入っていくと予測する。