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「アークヒルズ」開業30周年記念し、イノベーション拠点等をオープン/森ビル

 森ビル(株)は、「アークヒルズ」(東京都港区)が、3月31日に開業30周年を迎えるにあたって、イノベーション拠点のオープン等、各種特別企画を展開していく。

 民間による初の大規模市街地再開発事業として1986年に竣工。「職住近接」「都市と自然との共生」「文化発信」など、同社の都市づくりの理念「ヴァーティカル・ガーデンシティ(立体緑園都市)」を具現化したプロジェクトで、同社では“ヒルズ”シリーズの原点と位置付けている。

 今回、30周年を機に、未来のイノベーション拠点となる3つの新しい施設を開設。クリエイターやデザイナーがイノベーションに繋がるプロトタイピングを行なう拠点「TechShop Tokyo」、ベンチャーキャピタリストを中心としたイノベーター達が集うビジネスクリエーション拠点「KaleidoWorks」、テクノロジーとカルチャーが融合した「新しい都市生活」をめぐるリサーチ・教育・実験・実行の場「WIRED Lab.」を設置する。

 また、近年、周辺のファミリー世帯の居住人口の増加や学外学習に対するニーズの高まりがあることから、ファミリー層をターゲットとした新たなコミュニティづくり「アークヒルズ キッズコミュニティBASE」をスタート。「アークガーデン」や「アーク・カラヤン広場」などを会場としてワークショップなどを行なっていく。

 その他、アークヒルズのメインゲートであるアーク森ビルのエントランスロビーおよび車寄せのリニューアル工事を実施。商業ゾーンにおいても、エントランスロビーに隣接するスターバックスをリニューアルするほか、新業態を含む飲食店舗を新たにオープンさせる。アークヒルズを会場とした各種イベントも上半期を通して随時開催していく予定。


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