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15年の首都圏居住用賃貸成約数は微増。戸当たり成約賃料は3年連続上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は19日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2015年1年間の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。

 同年の首都圏居住用賃貸物件登録数は308万8,001件(前年比2.5%減)で、3年連続でマイナスとなった。事業用賃貸物件登録数は49万6,253件(同1.6%増)で、6年連続プラス。1平方メートルあたりの平均登録賃料は、賃貸マンションが2,617円(同0.9%下落)、賃貸アパートが2,188円(同0.9%下落)で、いずれも6年連続のマイナスとなった。

 一方、15年1年間の成約件数は、25万1,043件(同0.3%増加)とわずかに増加し、前年比増に転じた。中古物件は回復したものの、新築マンションの停滞などの影響で、前年の減少幅(1.6%)を下回った。

 1平方メートルの成約賃料は、賃貸マンションが2,598円(同0.1%上昇)、賃貸アパートは2,200円(同0.2%上昇)とともに上昇した。1戸あたり年平均成約賃料は、賃貸マンションが8万9,000円(同0.3%上昇)、賃貸アパートは6万1,900円(同0.3%上昇)でいずれも3年連続でのプラスとなった。


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