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共同ワークスペース、74%が「起業に理想的な環境」/日本リージャス調査

 日本リージャス(株)は24日、100ヵ国以上合計約4万4,000人のビジネスマンを対象行なったオフィスやワークスタイルに関する調査結果を公表した。

 共同ワークスペースを利用する理由を尋ねたところ、最も多かったのは「同じような考えを持つ社外のビジネスマンと知り合うことができる」(82%)で、次いで「他の人とかかわりを持つことができる」(80%)であった。また、全回答者の74%が共同ワークスペースについて「起業に理想的な環境」であると回答し、うち、起業家の回答者の74%が「ほかの企業家と知り合う理想的な環境」であると考えていることが分かった。

 一方、共同ワークスペースの環境は「顧客との打ち合わせには適切ではない場合がある」との回答が76%を占めた。「プライバシー面でリスクがある」(75%)、「会議スペースの環境が整っていない」(59%)と回答しており、顧客との打ち合わせには現状よりもさらにしっかりとした環境が必要であると感じていることが分かった。

 同社は「共同ワークスペースは、利用により他社と隣り合わせで仕事ができ、重要な顧客との関係を築けることから、コストパフォーマンスの高いソリューションとして各社注目している。しかし、今後は顧客との重要な打ち合わせに対応できる会議スペース、機密情報が含まれる仕事を行なうことができるようプロフェッショナルなスペースを整備する必要がある」とコメントしている。


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