不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

神奈川・溝の口に小規模多機能型施設併設の有料老人ホーム/長谷工グループ

3月に開業する、住宅型有料老人ホーム「メディカルケアセンチュリーハウス溝の口」外観
専有面積18平方メートルの居室。車椅子での移動も可能なバリアフリー設計で、電動ベッドが備え付けられている
1階ロビーの天井は開放感のある吹き抜けに。地域交流スペースとし、入居者と地域住民とのコミュニティの形成も図っていく

 長谷工グループは24日、住宅型有料老人ホーム「メディカルケアセンターハウス溝の口」(川崎市高津区、居室数80室、運営:(株)センチュリーライフ)と、併設の小規模多機能型居宅介護「溝の口倶楽部」(運営:(株)生活科学運営)の開業にあたり、内覧会を開催した。

 同物件は、東急田園都市線・大井町線「溝の口」駅徒歩12分、東急田園都市線「梶が谷」駅徒歩11分に位置。敷地面積1,807.09平方メートル、延床面積3,481.40平方メートル、鉄筋コンクリート造4階建て。

 居室階で食事ができるようリビングダイニングを各階に設置。相談室や多目的室、理美容室、ランドリーのほか、浴室を8ヵ所(個浴5、リフト浴2、寝台浴1)、共用トイレを6ヵ所に配置した。館内には看護師が24時間常駐。協力先の病院や医師とも連携して健康管理を行ない、年に2回の健康診断も実施する。
 また、食事介助・入浴介助をはじめ、床ずれしないための体位交換や衣類の着替えなど、一人ひとりの身体状況に合わせた介護サービスを提供。隣接の小規模多機能型居宅介護では、通い(デイサービス)・泊まり(ショートステイ)・訪問の3つの介護サービスを実施し、北欧の認知症緩和ケア「タクティールケア」による施術や、イベントなども行なっていく予定。
 居室の専有面積は18~21.5平方メートル。車椅子での移動も可能なバリアフリー設計とし、備え付けの電動ベッドや洗面化粧台、トイレなどを設備している。

 センチュリーライフ営業部部長の鈴木雅章氏は、「1階のロビーを地域交流スペースとし、イベントを開催するなど入居者と地域の方々とのコミュニティも育んでいきたい。現在、体験入居希望者が4~5名、問い合わせが20件ほどあり、反響は上々」と話した。

 入居費用は、家賃一部前払いプランI(利用条件:80歳以上の要支援・要介護者)が入居金(前払い家賃)390万円・月額費用23万円(税別)、プランII(85歳以上の要支援・要介護者)が入居金660万円・月額費用18万5,000円(税別)、毎月払いプラン(自立・要支援・要介護認定者)が敷金39万円、月額費用29万5,000円(税別)。開業は3月の予定。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら