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大阪神ビル・新阪急ビル建替えで省エネ・省CO2計画採用/阪神電鉄・阪急電鉄

 阪神電気鉄道(株)と阪急電鉄(株)はこのほど、「梅田1丁目1番地計画」(大阪神ビルディングおよび新阪急ビル建替計画)が2015年12月に国土交通省所管の「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」の事業に採択されたことを受け、同採択に基づく具体的な計画概要を発表した。

 空調熱源のエネルギー源として電気・ガスをバランス良く組み入れた機器構成とし、CO2排出量を最小化。種類の異なる複数台の熱源機器の最適運転を行なうための制御システムも導入する。さらに阪神「梅田」駅に空調用冷熱を供給し、エネルギーを無駄なく使うことができるようにしたり、オフィステナントのエネルギーを見える化し、省エネへの取り組みを喚起するといった仕組み等も導入する。

 計画ビルは、敷地面積1万2,200平方メートルで、地上38階地下3階建て。地下2階~地上9階が百貨店ゾーン、11~38階がオフィスゾーン地上、11階がカンファレンスゾーンとなる。

 全体竣工は22年春頃の予定。


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