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創業100年を見据え、人材育成に注力し強固な基盤づくりに努める/サンセイランディック

 (株)サンセイランディックは24日、2015年12月期決算説明会を開催した。

 当期(15年1月1日~12月31日)の連結売上高は115億6,700万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は12億9,900万円(同7.9%増)、経常利益は11億9,600万円(同14.6%増)、当期純利益は7億2,400万円(同15.6%増)。
 仕入れ情報チャネルの拡大により、販売用不動産が積み上がったことに加え、特に底地の販売が業績をけん引したことより、売上高・利益ともに過去最高を更新した。
 決算概要については、15日のニュースを参照。

 今期の事業計画としては、好調な支店の業績をさらに伸ばすべく人員の適正な配置転換などを行ない、東海・近畿圏の営業活動を強化していくこと、また、社員一人ひとりの生産性を上げ、仕入れ販売の平準化を図り、建築事業でも作業効率を見直すなど生産効率を上げていくことなどを挙げた。

 次期(16年12月期)については、売上高146億7,000万円、営業利益14億100万円、経常利益12億9,100万円、当期純利益8億4,800万円を見込む。
 上期は売り上げ・利益ともに前年を上回るペースだが、販売予定物件の構成が居抜きが多くなる見込みのため、売上高に比べると利益の伸びが少ないものと予想。通期については、販売用不動産の積み上がりと案件取得の状況から、売り上げ・利益ともに増加を見込んでいる。

 15~17年度の3ヵ年を対象とした「中期経営計画」については、同社代表取締役社長の松崎隆司氏は、「一番重視しているのは人材育成。創業100年を見据え、新たに強固な基盤づくりに努めていく」などと述べた。業績予想および計画については、着実な成長曲線を描きながら最高売り上げ・利益を更新していく見通しで、「オリンピック前の好景気に乗りながら、開催後もし景気が悪化したとしても対応できる体力をこの間につけていきたい」(同氏)とした。


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