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業況判断DI、不動産は堅調/日本生命保険他調査

 日本生命保険相互会社とニッセイ・リース(株)はこのほど、2015年度下期「ニッセイ景況アンケート」調査結果を発表した。調査時期は16年1月、回答企業数は3,994社(従業員数が1,000名超の大企業:522社、同300名超~1,000名以下:1,008社、同300名以下:2,433社、無回答・不明:31社)。

 今回調査の業況判断DIは12.2となり、前回調査(15年8月)の10.0から小幅ながら改善した。業況判断DIは、14年1月調査(10.7)をピークに、消費税率引き上げ後の14年8月(9.4)、15年1月(5.6)と悪化が続いたが、前回調査では4.4ポイントの改善に転じ、今回は引き続きの改善となった。

 業況判断DIの水準を業種別にみると、回答企業数21業種中14業種でDIが前回調査から改善。建設・設備工事、不動産、一般機械・精密、サービス業等が高水準を維持した。一方、業況判断DIがマイナスの業種は、前回調査の2業種から3業種(出版・印刷、繊維・衣服、鉄鋼)に。

 16年9月にかけての業況判断DIは8.8と、3.4ポイント悪化の見通しだが「業況が良いとする企業が、悪いとする企業を上回る」という状況は続くとみている。


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