大和ハウスグループの大和リース(株)は8日、小松精練(株)(石川県能美市、社長:池田哲夫氏)と共同で香る内装材「AROMABIZ(アロマビズ)」を開発したと発表。4月1日より日本全国で販売を開始する。
建物建設から運営管理までの土地活用の企画力と技術力を持つ大和リースと、布地製造国内最大大手で機能性材料など商品開発力のある小松精練が、積極的に環境共生事業を推進していくことを目的に2015年10月に業務提携契約を締結。共同開発の第1弾として、職場環境や住環境を改善する建材として開発し、商品化を行なったもの。小松精練が製造し、大和リースが販売する。
小松精練が同社の染色工業から発生する産業廃棄物を原材料に開発した、高い保水力を持つ超微多孔セラミックス「greenbiz(グリーンビズ)」を基盤に芳香液(アロマ)を吸着。内壁や天井の仕上げ剤として使用することで、室内に持続的に香りが漂わせることが可能なほか、素材の持つ土壁調の質感を生かしたデザイン性の高い内装材として室内を演出することができる。
基本サイズは160mm×160mmと245mm×245mmで厚みは10mmと22mmタイプ。芳香種類は白檀と花香の2種類。販売価格は1平方メートル当たり1万5,000円。18年度は年間売上高1億円を目標とする。