（株）東急コミュニティーは9日、マンションの大規模改修工事の施工・進捗状況を共有できるシステム「Field’s EYES（フィールズ アイ）」を開発したと発表した。
マンションの大規模改修工事は、仮設・塗装・防水といった分野ごとに専門会社があり、現場の工事担当者によりそれぞれの施工状況や進捗のとりまとめが必要。これまでは、工事統括および安全品質管理担当者との連絡や情報供給は電話やメールなどで行なっていたため、状況把握に時間のかかることがあった。
今回開発した施工管理システムは、同社工事担当者が作成した施工状況のチェックシートや進捗の報告書をシステム上で管理することで、工事統括・安全品質管理担当者がいつでも確認できるようにした。同社が過去の経験から不具合が生じやすい箇所や危険箇所を重点ポイントとしてチェックシート化するため、工事統括・安全品質管理担当者は現場を直接検査できるほか、遠隔地からもリアルタイムでチェックできるようになる仕様としている。
さらに、スマートフォンやタブレットで撮影した写真に直接書き込む機能やチェック項目と施工図面を紐付けする機能を付加しているため、該当箇所と状況が一目で分かるようにした。