大和ハウス工業(株)は14日、「キッザニア東京(KidZania Tokyo)」(東京都江東区、アーバンドックららぽーと豊洲内)の「住宅建築現場」パビリオンを全面改装し、新たに「大工」の職業体験を開始した。
キッザニアは、KCJ GROUP(株)が運営する子供向けの職業・社会体験型施設で、世界21ヵ国で展開。「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた、「エデュテインメント」をコンセプトに、その地域の国民性や文化、産業・経済構造までを、実社会に限りなく近く再現し、子供たちに社会で生きる力を育むための学びの機会を提供している。
大和ハウス工業は2006年10月に「キッザニア東京」、09年3月に「キッザニア甲子園」へ出展。「キッザニア東京」では、出展時に「インテリアプランナー」の職業体験を、また、10年4月のリニューアル時より、「建築士」の職業体験を提供してきた。
今回提供する「大工」の職業体験は、設計図を確認しながら、外壁パネルの施工や装飾工事などを行なう内容となっている。最大10名の子供たちが「外壁工事」、「バルコニー工事」、「庭工事」の3チームに分かれ、約40分間で住む人の要望に合わせた2階建ての住宅を、協力しながら完成させる。
14日に開催したリニューアルオープニングセレモニーで、同社取締役常務執行役員の山本 誠氏は「当社は現在、さまざまな事業を行なっているが、住宅という人の生活のための事業からスタートした。社会から選ばれる会社となるには、どれだけ社会に寄り添えるか、環境のことを考えるか、未来を築いていく子供たちにどれだけのことができるかを考えていかないといけない。キッザニアのような施設に参加できることに感謝している」と述べた。